香り花房とは

「香り花房・かおりはなふさ」とは

 『香り花房・かおりはなふさ』では、日本の香りと室礼文化を研究しています。

香りのこと・・・

 香りの楽しみ方には、様々な方法があります。
 ポプリとは、薔薇やハーブ・樹木やスパイスなど芳香のある様々な植物を調合してつくるお部屋の室内香のこと。ヨーロッパで誕生したポプリを、日本の暮らしに合うようにアレンジしてお届けしましょう。
人工的なものを使わず自然の素材だけで作るポプリには、心を包みこむ優しさがあふれています。



 芳香植物、原種に近い草花や、古来より用いられてきた香木・香草・香辛料などを詰めた匂い袋も人気です。

 アロマ術、美と健康のために手軽にできるアロマテラピーを取り入れましょう。天然精油には、身体を整え心を癒す効能がそなわっています。肌の弱い方にも安心して使えるコロンや虫除けスプレー、安全で心地よい香りのフローリングワックスなど暮らしに役立つ製品をお届けします。




 日本の香りの楽しみ方もしっかり学びましょう。薫香の種類や焚き方、刻み香や練香の調合、そして室礼となる香袋の製作など、「供える」「くゆらす」「飾る」「清める」「身にまとう」など日本の香りの楽しみ方をご提案します。

室礼のこと・・・


 古来より四季に恵まれ豊かな風土をもつ日本では、繊細な美意識が育くまれてきました。
人々は巡りくる季節に感謝をこめて、折々の行事を大切に伝えてきたのです。

 



 お正月・節分・ひな祭り・端午の節句に七夕・重陽・十五夜と、節目となるひとときを美しい手作りの室礼で迎えましょう。

 ひとつひとつの作品は、伝統的なレシピや受け継がれてきた様式を大切に処方を考え型紙からおこした『香り花房・かおりはなふさ』オリジナルのもの。使う材料には、特にこだわりを持って選択しています。




 香袋に詰める白檀などの香木類は、老舖から取り寄せた良質な天然香料を、ポプリやアロマテラピーにもちいる薔薇やハーブ・精油・香辛料は植物本来の芳香を抱く新鮮なものをまた、大好きな布地は作品のテーマにあわせて有職文様や名物裂・インド更紗や古裂など時代をまとった歴史ある裂地で製作していただきます。
「お裁縫はやったことがないのでちょっと心配」と言われる方もぜひご参加ください。ひとつひとつ丁寧にご指導させていただきます。

作品制作のご依頼

匂袋・飾り香・仕覆・五節句の室礼などのご依頼を承ります。
まずは、ご相談・お見積もり・納期など、お問い合わせフォームからどうぞ。お気軽にお問い合わせください。


茶入れの仕覆 左より「壬生寺裂」龍村美術織物・「間道」袴裂・
「花鳥紋緞子」時代帯地・「石畳文錦紗(きんしゃ)」・「花霞錦紗」

プロフィール

宮沢敏子

東京生まれ ・ 香りと室礼作家 ・ 『香りと室礼文化研究所』主宰

自然の生み出したフレグランスの研究と普及に努め、日本の文化や歴史を背景に独特の感性を持って香りの世界を表現している

香りは目にうつらないものですが、それゆえに心にソッとはいりこみ、私たちの眠っていた素直な感情に語りかけるのかもしれません。
先人たちの残り香をたどり、それぞれの人生に寄り添うように漂う香りを見つめながらその奥深さを伝えていきたいと思います。
  • 1992年より 「香り花房・かおりはなふさ」主宰
  • 2011年3月  『日本の香り物語~心に寄り添う香りのレシピ』刊行・八坂書房
  • 2013年1月  同著増刷新装版刊行
  • 2015年9月  『月見香と秋の室礼』主宰 高輪茶室「悦庵」
  • 2017年5月  『芙蓉の香莚~皐月香と端午の室礼~』主宰 畠山記念館
  • 2019年12月 『日本の香りと室礼~伝えていきたい美しい文化』刊行・八坂書房
  • 2021年9月  動画配信開始
  • 2022年12月 『日本の香り物語』 増刷新装版刊行・八坂書房

・小学校教員免許
・熊井明子ポプリの会講師資格
・マミフラワーデザインスクール講師資格
・世界文化社「家庭画報大賞」帝国ホテル賞受賞
・花人・川瀬敏郎氏に師事、野の花飾り・茶花の生け込み指導
・裏千家茶道歴35年・仕覆製作教授


婦人画報社「25ansヴァンサンカン」7月号
モデル森星さんと「日本文化の素敵」について対談
撮影「九段ハウス」

公益社団法人
『日本フラワーデザイナー協会』
にて講演

日本アロマ環境協会季刊誌
『AEAJ』No.71に寄稿

公益社団法人
たばこ総合研究センター 機関誌
「TASC MONTHLY] NO.474
随想「~香りを身にまとう~」
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